人々が広場をどのように移動し、どこに集まり、どのエリアを利用しているかを知ることは、公共空間の使われ方を理解する手がかりになります。Flow Analytics by AGCは、ヘルシンキのアラ・マルミ広場で新たな計測プロジェクトを開始しました。市が広場の利用状況を把握し、今後の整備を検討するためのデータを提供します。
ショッピングセンター「Malmin Nova」に目立たないように設置されたLiDARセンサーが、最大115メートルの距離から屋外広場の人流を計測します。周囲になじむ設置により、人々の広場の利用を妨げることなくデータを収集できます。
計測データは、国際プロジェクト「GreenInCities」に提供され、移動パターン、人が集まる場所、広場の各エリアの利用状況を把握するために活用されます。同プロジェクトのフィンランド側のパートナーは、Forum Virium Helsinkiとヘルシンキ市です。
来訪者数の把握に加え、人々の活動が広場のどこに分布しているかも分析します。人が通り抜ける場所や集まる場所を理解することで、利用の多いエリアや改善の余地がある場所を市が見つけやすくなります。
計測にはカメラを使用せず、個人を特定することはできません。センサーが収集するのは匿名化された移動データのみです。来訪者のプライバシーを守りながら、公共空間の利用状況を把握できます。
これらの知見は、アラ・マルミ広場に人が集まる要因の理解を深め、今後の整備施策を評価するうえで役立ちます。広場をより活気があり、心地よく過ごせる場所にするための意思決定を支えることが目的です。